パリの炎とレ,ミゼラブル

今日、映画、レ,ミゼラブルを観て来ました!年末さまさま、お一人様の映画です!だって、さすがに旦那様には興味無い映画だし…子どもにはわからない世界だし(笑)
ミュージカルとして有名なこのお話し。以前日本では少女コゼットとしてアニメになりました。こちらは子ども向けでのアレンジ。コゼット側から観た、レ,ミゼラブルて感じでしたね。

映画は、ジャンバル,ジャンが主人公です!

ミュージカル映画として完成度も高く。ミュージカルはだいたい四時間くらいの前後二幕が多いのかな?
それを二時間半におさめたのに、ちゃんとSTORYそのまま。フランスの市民革命の時代背景がしっかりと描かれてますよね。
でも、この話し、今何処かの国でも有る可能性ありの生々しい話し。涙無しには語れない。本当に昔の話しでは無いな…と強く思うんですよ。今革命して、独立していく国は正にこの話しに当てはまる事も有りかもしれ無いですよね…。そう、思うと時代を切り開くのも、1人1人の人生や幸せも、人はもがき苦しみながら、強く切り開かれて今の平和が有る事を忘れてはならないのかもしれませんね。

バレエでも、フランス革命の話しをテーマにした踊りが有名です。

皆様も知っているかと思うんですが、パリの炎です。
あの意気揚々と明るい踊りには、パリの熱い思いが込められているのを忘れてはなりませんね!
少しだけ説明で〜す。

「パリの炎」のグラン・パ・ド・ドゥは、ガラ公演やコンクールで踊られることが多く、日本でも大変ポピュラーなパ・ド・ドゥです。でも、「そもそもどういう話?どういう場面で踊られるの?あの2人は誰?」という声が聞かれるのも事実ですよね?
そこで!ちょっとマメ知識!

作曲:ボリス・アサフィエフ、振付:ワシリー・ワイノーネン
世界初演:1932年レニングラード
ボリショイ劇場での初演:1933年(1964年を最後にレパートリーからはずれる)

現在上演されているのは、現代を代表する振付家の一人、当時のボリショイ劇場バレエ芸術監督アレクセイ・ラトマンスキーによって改訂・発表されたばかりの新版(全2幕構成)です。

主な登場人物:
フランス革命の流れに翻弄されるジェロームとジャンナの兄妹
ジャンナが憧れるマルセイユ義勇軍のフィリップ
ジェロームが助けられる貴族の娘アデリーナ

~あらすじ~
≪第1幕≫
ルイ14世治世下のフランス。革命を志し森を進むマルセイユ義勇軍を、近くに住む兄妹ジェロームとジャンナが羨望のまなざしで見守っています。ジャンナは、強く勇敢な若い義勇兵フィリップに心惹かれます(というより、フィリップが、通りがかりに突然彼女にキスをしたのがきっかけですが・・・苦笑)。
そこに貴族の一行が狩りにやってきます。若く美しいジャンナは、女癖の悪い貴族の男にしつこく言い寄られますが、間一髪のところで兄ジェロームに救われます。代わりに貴族の恨みを買ったジェロームは囚われて牢屋へ。しかし、一部始終を見ていた当の貴族の娘アデリーナが彼を解放。ジェロームは、アデリーナに感謝しつつ逃げていきます。
もはやこの領地に居ることができなくなった兄妹は、義勇軍を追いかけフィリップに入隊を嘆願。義勇兵達は彼らを温かく仲間として迎え入れるのでした。
一方ヴェルサイユ宮殿では、ルイ14世とマリー・アントワネットを中心に貴族が集い、優雅に宮廷バレエを楽しんでいます。そんな折、遠くから義勇軍による「ラ・マルセイエーズ」の歌声が・・・。
≪第2幕≫
いざバスティーユ牢獄へと士気を高める義勇軍。その中心にはフィリップ、立派な義勇兵となったジェローム、そしてジャンナの姿。混乱に乗じて宮殿から抜け出したアデリーナを発見したジェロームは再会を喜び、もはや行き場のない彼女を軍へと招き入れます。
そしていよいよバスティーユ牢獄襲撃。多くの犠牲者を出しつつも革命は成功し、祝いの宴が始まります。

フィリップとジャンナは、新共和国の第1号カップルとして結婚を認められ祝福されます。(ここで踊られるのが、あのグラン・パ・ド・ドゥ!)。
やがて広場にギロチンが用意されます。連行される元宮殿兵や貴族たちの中に自らの父を発見したアデリーナは、ジェローム達の引き止めを振りきり、父の元へ走り寄ります。その姿を見た民衆は「アデリーナにも死を!」と声をあげ始め、ついに彼女もギロチン台へ・・・。彼女を救うことができなかった無念に打ちひしがれるジェローム・・・。
多くの犠牲を重く受け止めつつ、民衆は新しい生活へと歩みだしていきます。
〔終わり〕

踊りの見せ場は、もちろん若いダンサー達による義勇軍の大迫力のシーン。フィリップ&ジェロームが力強く足を踏みならす様子は、かっこよすぎて鮮烈な印象を残します。ジェロームとアデリーナを踊るダンサーの繊細で深い表現力も見どころのひとつですし、宮廷バレエのシーンは古風なクラシック・バレエの見せ場。
そして、革命成功の喜びが最高潮に達した中踊られるあのグラン・パ・ド・ドゥは、民衆の高鳴る気持ちを代弁する、演目全体のハイライトとして圧倒的な輝きを放ちます。

こんな話し歴史がバレエになってるんですよ。レ,ミゼラブルもそんな時代背景に描かれた、1人の人生を描いているんで、良かったら映画お勧めで〜す♫

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